恥ずかしながら50才にもなって歯科矯正を始めました
「死ぬまでにしたいこと」を考えた時に筆頭に浮かんできたからです
マウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正です
部分矯正ではなく全体矯正です
おばさんなのに歯をきれいにしてどうするの?
って他人に思われそうだけど、歯並びが今より美しくなることはもちろんそうなのですが、それ以外にもかみ合わせを良くして後半の人生の健康を守るという意義もあるのです
歯科矯正専門医より、終わるまで3年と診断していただき、始めてから1年以上経ちました
上の前歯は揃ってきていて、もう八重歯ではなくなってきています
まだ途中だし、すごく大変なことばかりだけど、心から本当にやってよかった~と思っています
50代で決心した理由
高校生の時からの念願だったから
50代で歯科矯正をするのってどうなの?
って思いましたけど、高校生の時から八重歯がイヤだったのでずっと矯正をしたかったのです
親に伝えてもお金がかかるからと相手してもらえませんでした。
そして月日が経ち、50代になり、
「死ぬまでにしたいこと」
を考えた時に真っ先に思いついたのが歯科矯正でした
子育てが落ち着いたから
それから、子育てにかかるお金の見通しがたってきたからです
歯科矯正は保険がきかないので高額になることが多いです
今の自分に支払い能力があるか、ということもシングルマザーの私にとっては重要でした
片頭痛の原因であるという可能性
私は長年、片頭痛もちなので、日常生活において色々と気をつかっています
片頭痛の原因の一つにかみ合わせがあることを知りました
そこで、歯科矯正をしてかみ合わせを良くすることによって、片頭痛の原因の一つをつぶせることができると思いました
少しでも片頭痛が減ると嬉しいのですが、どうなるかは未だ不明です
母の歯並びで将来の自分を想像したから
70代の母は出っ歯で歯並びが悪く、重度の歯周病で歯が動揺している状態です
それを見て、いずれ私もそうなるのかと恐ろしくなりました
歯並びが悪いと歯みがきがうまくできないので、歯周病が進みやすいということもあるようです
私は何でも美味しく食べられる歯というのは健康を守るために重要と考えているので、かみ合わせを良くして後半の人生に備えようと思いました
決心したけれど不安
病に対応できるか
50代だからこその不安なのですが、やはりこの年になると、三大疾病と呼ばれる悪性新生物(ガンなど)・心疾患・脳血管疾患に罹患する可能性が高くなります
歯科矯正中にそういった命に関わる病気になってしまうと、それどころではなくなってしまうのではないかと想像してしまい怖くなってしまうのです
闘病中に歯科矯正はできるかもしれないけれど、自分で命優先と考えてしまうからどうでもよくなってしまうかもとか、人工呼吸器を使わなければならない時は矯正装置をはずさないと邪魔になるのではないかとか、色々なことを考えました
もっともっと色々なことを考えたのですが、まだ起こっていないことを考えるのはやめようと思い立ち歯科矯正に踏み切りました
矯正相談にて抜歯の必要性
矯正をするかしないかを決定するためには、まず矯正専門医の歯科医院で相談にのっていただくことが踏み出す第一歩になります
そこで費用や期間、矯正方法などの提案等があります
幼い頃だと、顎を広げたりして抜歯をしなくてすむことがほとんどだと思いますが、私の場合、抜歯をしないで矯正をすることは難しいので4本を抜歯することになると告げられました
健康な歯を抜歯することに抵抗があり、とても不安でした
でも結局、同意して始めることにしました
人によって違いますので、歯科矯正専門医にまずご相談してみてください
実際始めてみるとけっこう大変
とにかく食事が不自由
始めてから1年以上になりますが、噂に聞いていたとおり、大変です
例えばこういった感じです
- 固いモノは痛くて食べられない
- 歯間に食べ物がはさまり、食事中も気持ち悪い
- もやしやほうれん草などが装置にひっかかるととるのが大変
まず、食べるものが限定されるというのはストレスになります
そして、食事中に歯間につまったものがあるのに、そのままデザートを食べると味が混ざってしまい、美味しさが半減します
歯みがきに時間がかかる
歯みがきに関してですが、柔らかいものしか食べないと詰まり方が半端ないので、歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスなどをフルで使用する必要があり、時間がかかります
詰まったままで、仕事をしたり、人と会話するのは口腔内が気持ち悪いので、自然ときちんとするようになりました
1ヶ月に1回ぐらいの通院
年齢や歯並び等によって違うと思いますが、私の場合は「次は4週間後」と伝えられます
早く矯正を終わりたいので、仕事を調整してできる限り指示通りに通院しています
矯正装置の管理
時期によって変化していくのですが、ワイヤー装置が切れたり、ゴムが切れたり、何かがはずれたり、矯正をするにあたって色々なことが起きます
例えばですが、もやしやほうれん草などは装置にひっかかり、何も考えずにそれをグッと力をいれて引っ張ると、装置がおかしくなります(そっと取り除きましょう)
そのたびに歯科を受診する必要があります
そのあたりをキッチリしないと、なかなか進みません
費用と期間
私の場合は、ワイヤー矯正、全体矯正、表側矯正で100万ぐらいでした
私が住んでいるのは地方です。都会はもっと高価だと思います
矯正方法によって費用は変わります
人によって歯の状態は違うので、まず矯正専門医に相談をしてから選択をすることがベストだと思います
かかりつけ歯科ではなく、歯科矯正専門医の歯科医院ではじめることをおすすめします
期間については、私の場合は約3年とドクターより説明をいただきました
これも人それぞれだと思われます
まとめ
私は矯正専門医のもとで矯正をしていただいていますが、40代、50代の患者さんをよくお見かけします
おばさんでもそんなに気にしなくていいと思います
これからされる方には、想像より大変なので、覚悟をもって臨まなければならないということをお伝えしたいです
でも私は、心から本当にやってよかった~と思っています(まだ途中ですが)
あと2年近くありますが、頑張ります
これからの経緯もまたブログを通してお伝えできればと思っております
よろしくお願いいたします